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バスク狂想曲最終楽章#2 ~Don't eat this!~

fish

えんえん春まで引っ張っちゃったこのネタ。
マレーシアのレポ同様、シメは飯の話で。

被災地にもようやく様々な支援物資が届き始め、今日あたりの某公共放送ではボランティアの方々から暖かいカレーが配られた等と言い始めた。過酷な状況下での暖かいメシのありがたみは言わずもがな。そんなこんなで(カンケーねえだろ)ホントは大嫌いな飯の話をして、長かったスペイン・トロサの話を終わろう。

バスク地方で有名なのはまずコレでしょ、「ピルピル(地元の発音ではピンピンみたいな)」。バカラオ(塩漬けにした鱈)を鉄鍋(本式は土鍋?)に入れて火にかけ、オリーブ油と魚のゼラチン質が混ざってトロトロになるまでひたすら揺するって素朴なヤツ。
俺、コレ下見の時に食わしてもらった。
あの次点では、全く動かない仕事に一筋の光明をもたらしたゲストとして丁重にあつかわれてたもんで、アッチのボスが日曜日のランチにわざわざ「会員制オトコ倶楽部」みたいな店で振る舞ってくれたんだよね。

pilpil


こういったクラブはEU圏のあちこちにあるらしく、日本のフェミニストが聞いたら眉根を寄せそうな伝統が根強く残っていて、この日もたまたまスイスから来ていたピエールが手伝わされていた。要は、「男子のみ厨房に立つべし」って決まりの倶楽部で。そのピエールがサボったのか、そもそも難しい料理なのか、ハッキリ言って失敗だったな、アレ。

本番滞在時に通訳をしてくれた「バスク美食倶楽部」のジュネ(可愛い奥様)なら何と言ったかな。

まあ俺、振る舞われた物にどうこう言うような躾を受けていないから美味しくいただきましたが。
そもそもこの仕事中、ランチとかいって大概(ほとんど毎日)「ピンチョ」っていう総菜みたいな軽食食ってたんで、なんか湯気立ってるだけで嬉しいってのはあったんだけど。
バスクの場合「ピンチョ」は「pintxo」ね。パンの上に色んな(その店オリジナルの物が多い)総菜が乗っかってるスナック。店頭のカウンターにズラリと並んだ中から指さしで「アレ、コレ」と選んで食うヤツ。ほんとコレばっか食ってれば済んじゃう感じの豊富さ。あと、どれもウマかった。滞在の長い出張だった為、大体寄る店が決まってくるんだけど、ことランチに関しては日本でも毎日あれでいいや。

pintxo2


二週間とか経つと俺もすっかり、どんなに仕事が立て込んでいようと、現地人が絶対ガッチリ数時間取るシエスタのせいで、昼間っからワイン飲んでピンチョ食いまくる様になっちゃったよ。

pintxo1


安くて、ウマかったなあ…

サンセバスティアンでもほとんど状況はトロサと同じ。海産物が豊富でレストランがやたら多いという違いはあれど、基本バスク料理。鱈、ソーセージ、生ハム、うなぎの稚魚風カマボコ、カニ風カマボコ、チーズ。
後半さすがに覚えて、スーパーで食材買って自分で調理して食う方向にシフトしたんだけど、調味料や新鮮な素材のおかげで、ほとんど店と変わらない食生活を送れたよ。こんなん言ったらシェフは怒っちゃうかもだけど。

メシはほんとに問題なかったなあ、今回も。アジアもEUもたまたま当たりばっかだったって事じゃなく、俺がバカ舌だから助かってるだけかもな。他所様から出された飯にとやかく言わずにありがたくいただくように躾けてくれた親と社会に感謝だ(シツコい!)。

今回、日本をフィーチュアしたフェスだった事で(毎年そうらしいのだが)、出たよ、インチキ日本食。
オープニングの晩餐会ではその国の料理を世界中から集まったゲストに振る舞うならわしってのがあって。
テンプラ、マグロのステーキ、スシ、そして画像の奇妙な豚汁。
よく冷えた茹で野菜にぬるいミソスープをかけた逸品。つい、口さがない日本人たち(専ら俺か?)は言ったね、「いいからスペイン料理持ってこい!」と。今回のツアーの食事面で唯一ミソ付けたのは(ミソだけに)このディナーだったりする。おもてなしの極意は深く、難しい。

jyaga


日本人参加者は苦笑をもって迎えたこの趣向、例年はヨーロッパ圏の国だったからなんとかやり過ごせたのだろうが、日本食はよした方がよかったかも。特殊すぎる。いやまあ、カワイそうだったのは外人で、俺たちは笑って全部平らげたが。宴もたけなわの頃、紹介されたシェフは若き日系人(いや、アレ日本人じゃないか?)だった。はにかみながら頭を下げていたが、どうも日本人参加者には顔を向けずにそそくさと去った辺り、分かってやがったな、と。
彼が市場で素材を物色している様子をたまたま見かけたY氏によれば、ムチャクチャ仏頂面でやる気なさげだったなどと言うし、困ってたんだろうな、彼も。
でも醤油はマドリッド(辺り)から空輸したということで、お疲れさまでした。

ああ、雨のそぼ降るフレンチ・バスクはアンダイエで、駆け込んだバルで食ったオムレツのうまかった事!
「カラマーレ」だっけ?イカのフリッターのうまかった事!
なあんて、グダグダとあれがウマい、マズいなどとやり始めたらバスクだろうが荻窪だろうがキリがないし、提供してくれてる人より俺の方が素人に決まってるんだから…もういいや。そんな事。

この一連の「バスク狂想曲」、もちろんテキトーに書いてるしもっと詳細な観光情報を網羅したブログもあるだろうが、是非現地に行って仕事なり遊びなりする(ビンボーな)人たちの目線に近いところの、有益な情報になってくれたらイイと思いつつ終わるよ。少なくともTSUNAMIで押し流される集落の映像を見ながら、慌てて買いに行ったコンビニ弁当をヘラヘラ笑ってこぼしながら食ってたあのバカ女共(架空)にとって益がなくても結構。爆発寸前の殺意には連続放水での冷却を試すとする(不謹慎)。

◎磁
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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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