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The Heretic

regan3

一体どういう事だ。

数年ぶりにDVDで観直した「エクソシスト2~The Heretic~」の事。

アタマから全然違うじゃん。ケツまで。
驚いた。

これまで持っていたのは「ワーナー・ホーム・ビデオ」のVHS、レンタル落ちのヤツ。トリミングの。
これは日本公開版で、テレビの洋画劇場版も同じVer.だった(オンエア用のカットはあっただろうが)ハズ。
このDVDのタイトルには「ディレクターズカット版」とも「全米公開版」とも「コレクターズエディション」とも何とも書かれておらず、これが現在正統の「エクソシスト2」ってワケだ。
つまり、これまでいつも観て来た映画がいつのまにか違う映画になって売られていたという事じゃん。
こういう事知らないうちにされてると困るんだよな。

確かに何年か前、どっかの雑誌か単行本の、誰かの、評論かエッセイで(何も分かんねーじゃん)「実は公開版ではカットされていた台詞やシークエンスがあるVer.があり、そちらの方が分かりやすくて面白い※意訳」とか書かれてあったのを読んだ記憶はある。
多分これがそうなのね。

いや、それよりもビビったのはAmazonのレヴュー。
これ、当時「誉めたりしたら学校でバカにされる映画」系で、基本、世間の評価も基本「駄作」でフィクスだったハズなのに、何かえらく評価を上げているのに驚き。
なんかフクザツ。

「世間や評論家が何を言おうが俺だけ好き(でも人には言えない)」映画の筆頭だったのに。
このカテゴリ「◎映画三次会的はなし」で、誰の支持も無いのに時折やっている孤独なランキングでもそういう扱いだったのに。
あの超名作「脱出(1972」のブアマン監督がダメダメなのを撮ってるという事実を、「ようし、俺だって明日は!」と生きるハゲみにして来たのに(ウソ)…

regan1


言い訳がましいけどさ、この作品の「深遠なテーマ」とか「役者の質の高さ」とかそういうの、今更言われなくても分かってたからね、子供の時に。「でもヘンな映画だよね」「きっと失敗作だよね」で納得してきたんだから、友人一同とは。「でも忘れがたい作品だよね」と一人ごちるのも忘れなかったけど。

まあ、世間が追いついたな、ブアマン(何様)。

後に、頼んでもいない公式「ディレクターズカット」を出して、絶対要らない蛇足的カットやSFXを足して自らモウロクを露呈し、世界中のオリジナルファンから総スカンを食った(事にしようぜ)フリードキンの1作目に比べても潔さで勝ちにしとこう。
こんなオッサンの繰言きっかけでも「観てみようかな」と思った奇特なエクソビギナーは、絶対に「1」はオリジナル版を、「2」はDVD版を観る事を勧めます。
「そんな、数カットの増減や曲の差し替えで作品評価にまで影響あんの?」と思われる方は絶好のサンプルなので比較してみて欲しい。「1」はホントに最悪の改悪。永久欠番オールタイムベストの1位に書く時「エクソシスト(ただしオリジナル公開版)」とか書かなきゃならないよまったく。

regan2



ウダウダ言ってもしょうがないし、マトモな方のVer.を30年以上の時を経て観る事ができたのでヨシとしよう。
以下に俺が発見できた違いを大きい所だけ挙げとく。

■オープニング、止め画にラモント神父のナレがカブるトコが全くない(これは特典映像「もうひとつのオープニング」で観られる)。
■ブラジルシークエンスの貧民窟みたいな集落の外打ち(石段、安っぽいネオンの十字架)が全くない。
■オープニングの曲が違う(俺は公開版の方が好き。緊迫感が段違い)。
■リーガン登場シーンが違う。タップの練習風景(初めて観た!)がある。サックスを吹くキモ男との思春期の淡い恋愛なんかも感じさせ、当然「ホラーぽくない」とカットの対象になりそうなシークエンス。
■バチカンでの枢機卿との会談シーンが長い。メリンについての言及があり、ラモントの行動原理がよく分かる。
■診療所でのタスキン博士とラモントの会話が長い(なんと恋愛の萌芽すら臭わせる。いらん!)。
■リーガンが特殊能力で自閉症の子を癒すシークエンスが長い。母親が来てからがやや冗長。
■アフリカに行ったラモントが崖の上の教会で聖体拝領するシーンがある。
■タップの発表会で倒れたリーガンを控室で介抱するシーンがある。ルイーズ・フレッチャーの胸元が大きく開いたドレスがキモいためカット(ウソ)。リーガンの「ドラッグはイヤ」みたいなセリフがあり、この後のリンダ・ブレアが辿った転落の道を思うに意味深。
■通称「信心屋」(好き)とのセスナ機上でのシークエンスのカット割りが違う。信心屋のバカ笑いと宙返りがカットされている。
■勝手なふるまいをするリーガンに対してシャロンが「あのビッチ!」とか言う変なシーンがある。
■シャロンとタスキンがワシントンへ向かう間に起きる出来事が増えている。タスキンの医者としての姿勢をこれでもかと見せる(嵐に揺れる機内での、向こう側に座ってるビジネスマン客とのカラみも実はあったのね)。
■ラモントが、悪い方のリーガンの色気にほだされてむしゃぶりつくシーンがあった(分かるぞ、ラモント!)。でも子役相手にできる事が限られていて苦しい。
■公開版ではストップモーションで終わっていたイナゴ退治のシーンの後に、シャロンの死、タスキンの改心、神父と去るリーガンなどの「明らかにいらないショット」が延々続いた。どこへ去ったんだか知らないがスタジオの奥の方に、足下を確認しながら歩いて行くリーガンにガッカリ。フレッチャーのアップで終わっちゃったら入口と出口が違うだろ。まちがいなくラストだけは前の方がいい。直せ!

とまあ、こんなトコ。細かいの言い出したらまだまだある。説明的なセリフもあったし、コッチ公開してたら少なくとも「大駄作」「難解」「趣味」などと言われなくてすんだのかな。いや、それは別問題か。
リーガンの中に善悪ふたつながら相反して居る、という設定や父なき子の父性回帰のテーマは拙作「SHOTS」でいただいたし、やっぱり忘れ得ぬ「でも人には好きだと言えない」映画だな、コレは。

◎磁

P.S.
俺、以前も書いたがコレ観てリーガンにファンレター書いて、サイン入りブロマイドの返事もらったアホだけど、あの頃の甘酸っぱい感じを思い出してキュン。やっぱりこの頃のリンダはナゼか異様に輝いて見え、自分の趣味もたいして変わってない事を確認させられてガックシ。成長しねえな…
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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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