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Been burned

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and with both feet on the ground♪

6日。
いつの間にか古くからの知人になってしまった鎌倉在住のイイ漢、O田さんより10年近く(大ゲサ)誘われ続けていて、断り続けていた和歌山・新宮の「御燈祭り(お灯まつりとも)」に参加させていただきました。いや、「上らせて」いただきました。
お誘いをお受けした時点ではフリーランスになっていたのでスケジュールもOK、今年は個人的に非常に思うところもあり、えいっと参加を決めさせていただいたワケです。

実はこれに関して俺、柳町監督、欣也さん主演(で、喜和子!!!)の映画「火まつり」のアレ。という程度の知識しかなく、ほとんど物見遊山なVisitor気分でいたのだけれど。
事前に、前出O田さん経由でお世話になる「熊野大学(中上健次のアレ)」M本組様から送っていただいたマニュアルを読んで早くも怖じ気づき、ムダなあがきで二週間程マラソンしたりして。見学にしようかな、とか。

また「熊野」に関しても漠然とした印象しかなく、中上を読み込んでいるわけでもないし、「運動」の方々を理解してるとは言いがたい世代だし、聞いた風な事を書く気もないし、祭りの成り立ちや風土・土俗的ないわれなどもシッタカで書けません。まして神さんのことも。
なのでまあビジターの報告、中坊の感想文程度に留めさせていただきます。
詳しい事はwikiや、地元のベテラン参加者の方々のブログなどに面白いレポートがありますので興味のある向きはそちらで御覧頂けたらと思います。

ちなみに今年も参加され、元気な様子を見せていた原田芳雄氏率いる「原田組」の常連参加者である「火まつり」の清水Pには以前大変お世話になっており、また奥さんのM子さんは昔からの仲良しということで、勝手に奇縁も感じずにはいられない祭りではありました。その他にも偶然だけでは割り切れない様な出会いもあり、ああ、今年俺はここに来る事になっていたんだなあ、などと勝手にスピリチュアル界に踏み込んでしまうのもきっとこの祭の持つ力だと思われます(ロマンチなだけ)。

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▲祭りは「上り子」が海で体を清める「禊」から始まりました。実際には一週間前から女性に触れては行けない、白または透明なものしか口にしてはいけない等、かなりのしきたりがあるようなのですが、昨今は簡易式(ウソつけ)も許される大らかさがあるようで、ヘタレの中年(俺)は脱げる体に仕上げていない為、禊をパスしてしまいました。

そして白装束に着替えてわらじを履き、荒縄を巻いたら出発。
熊野速玉大社、阿須賀神社、妙心寺と参拝してまわります。この時上り子同士がすれ違うたび持っている松明をカコンカコンぶつけて「頼むで!」「頼むで!」と言い合います。これと所々で振る舞われるお神酒の酔いとで段々気分が高揚して行くのが感じられます。▼▼

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荒っぽいとは聞いていましたが速玉神社の境内で、「明らかに酒だけじゃない何か」で酔っている若者の大乱闘を見ました。ド派手に松明でガッコンガッコンド突きまくっていたし、あの連中の祭り、あそこで終了だったんじゃないかな。

そして辺りが暗くなった頃、ご神体の大岩がある神倉神社に向かいます。ガッタンガッタンの石段(538段!急!)を上って境内に着くとあちこちでド突き合いが始まっており興奮はいや増します。ヘタレの俺はやや高い所に上って眺めさしてもらいました。
しかしながら「火まつり」だけあってそこがピークなわけでなく、祭礼次第に沿って点火された火が見えた際の地響きの様な雄叫びを聞いた時には、ちょっと説明できない高揚感を味わいました。

女人禁制ということで上れず、麓で待っていてくれたH間さんにカメラを預け、下からから撮ってもらった点火時の画像。▼▼

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…山火事だよコレ。

その灼熱、煙地獄の中にいた俺が撮ったのが下画像。▼▼

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やっぱり山火事。

この後松明に火が行き渡った所で、上り子全員を中に押し込んで鳥居の所の門が閉じられ(死ぬ)、息もできず目も開けられない状態で待つ事数分、ホラ貝の合図で再び開門。
最前線で「ウラァ!」「早よ開けえ!ゴルァ!」言っていた血気盛んな男たちが飛び出して行きます。

あの勢いであの石段駆け下りるのはスーサイダル行為だ。どうなったのかな、彼ら(下山後ピーポーがいたわけでもない様子だったので、無事だったのかな。凄えな)。

聞けば今年は2200人以上上ったという事。
俺のような後塵配し組は大渋滞した石段を爺さんより遅いへっぴり腰でヨタヨタ降りさせてもらいました。
子供も非常に多く、威勢のいい怒声を上げていた男衆も実は非常にマナー良く、死ぬ様な危険はたった二度程しか感じませんでした。そういった緩やかながらシメるとこはシメテる管理体制や段取りも含めて阿吽の呼吸と言うか、暗黙の了解というか、さすが長く地元に根付いた(1400年以上)オトナな祭りだと思いました。

ずうずうしく様々な願い事を書いた松明も無事に燃え尽き、集合場所の商工会議所にたどり着いて荒縄を解いていただいた時、冗談ヌキで「おおお、浄化された!」と感じられましたよ。

単純バカみたいだけど、このシンプルさが他所の人も外人もみなクセにさせてしまう所以なんでしょう。

ただ、わらじ!わらじナメたら足の皮何枚あっても足りないよ。
ベテランの方々に習って足袋をゴム底付きの地下足袋に変えていくのが得策。
つま先もカカトもグサグサになるよ、アレ。あの石段(道中の参道も)。
そんな対策を立てるってことは次もあるのか?

正直、10年前に体験したかった…
体力的にも…感受性も…

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いやそれでもね、このサビ着いたおっさんの感受性を持ってしても、充分興奮して血が騒ぎ、眠りかけてた本能が目覚めるのを実感できた貴重体験だったのは確か。体の痛みも相まって。



さて、この男子だけのハレの奇祭。
一度お世話になった程度で「男が」「漢は」などと言う気はないのですが、なんとも言えぬ多幸感に打ち震えつつひとり帰京の途に着いたのでした。

なあんてまとめたが、もっと実際色々あったし、深々と感じてるけどなんとなく教えたくないからこんなんで。

しかし面白いな、日本。

◎磁

P.S.
足腰(首まで)ガタガタになり、早々に路傍で別の松明に着火するヘタレ中年▼▼

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コメント

素晴しい!

 仕事で木曽福島に行った時、丁度祭りの季節で・・正しい木曽節を10分ぐらい踊っていたら・・本当にトリップした経験を持っています・・。
 青森の「ねぷた」もそうですが、日本の祭りは脳内から様々な薬物を分泌させる様ですな・・。

「体力的にも…感受性も…」と云う所に共感出来ます。
 僕も此の若さで、孫が生まれた為に「お爺さん」に成って仕舞いましたから、新たなる感受性の域に突入出来る事を楽しみとして生きて行きたいと感じる今日この頃です・・。
  
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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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旧HP「電磁場」とのリンク期間終了しました。
これまでの活動報告やイベントレポートなどはリニューアルしてこちらでボチボチと引き継いでいます。これからの活動や仕事の話、主宰者の私事などもガチャガチャと書き散らしつつ。



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