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今、そこに在る喜和子

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『太地喜和子伝説(直球タイトル)』、いまさら読了。
あ、書評でも映画評でもないから。

いやあ、コレでしょう。ナチュラル・ボーン・女優。

破天荒。

不世出。

この本は様々な関係者の証言集のような体裁だが、浮き名を流してるくだりの暑苦しさや、撮影現場でのエピソードのクドさ(「火まつり(柳町光男監督 1985)」でのホタテとの逸話。ウンザリ!)もさることながら、端々に出て来る文学座出身俳優の濃さは尋常じゃない(まあ、歌舞伎も、他の新劇もだが)。

どの世代から(あるいは誰の登場から)変質して行ったのか、日本の女優。

どのジャンルのスターも「八ヶ岳型」になって久しいが、さすがに最近の作品では「八ヶ岳どころか、谷じゃね?」くらいの女優さんも多く見かけて寂しい。みんな美人なんだろうけど。
例によって「オッサンの繰言」と言われりゃそれまでだが。

「1800円…」と呟きたい。

この人(喜和子さん)や春川さん、小川真由美、藤田弓子あたりって、「いつも同じ役」してるのしか見た事無くて(笑)、子供の頃は「なんかイヤらしい大人のオンナ」っていうイメージが強くて敬遠してたんだけど(あと市原さんもネ♥)、ちょっと遡ればホントに色んな役やってて、しかも若い頃は皆「まず女の子としてバツグンにカワイイ!」ってことに気づいた。最近。年とったから。
やっぱ画面のシマりが違うよ、存在してるだけで説得力あるってかさ。
「舞台役者は大きい芝居しがち」とかを指摘されるようだけど、舞台上でオーディエンスの目をクギづけにしてるのはやっぱ俳優の「存在感」であって、映画でもそれは有効だってことだよ。テレビは…良く知らないけど(喜和子さん、「だいじょうぶだぁ」での仕事は…保留)。

そう、メディアはなんであれ、常に。

今、そこに在る女優。

…失敗か。

ウチの押し入れの、「思い立って箱詰めしちゃあまた引っ張り出してちっとも片付かないビデオライブラリー」から何本かチョイスして「喜和子モノ」を見返したんだけど(モチ夜中に)、あんまり古いの持ってなくて残念。
「座頭市 折れた杖(勝新太郎監督 1972)」がせいぜいだった。
因みにコレ、「またいつもの太地喜和子役」。
ほとんどヒロイン級なのが珍しいといえば珍しい。勝監督の存在感に負けないヒロイン(はたしてそんな必要あったのか?)として呼ばれたんだろうが、グッジョブ。とにかく監督が嬉しそうに撮っている。喜和子を(誰だよオマエ)。
そしたら春川さんがやり手ババアの役で「いつもと同じ様に」出ていて、置屋でのツーショットの芝居のクドさにゲラゲラ笑わせてもらった。アップばっかで息苦しい映画だったけど。

豪華。

絢爛。

ア◎ナちゃんや木村◎乃、ゴメン、顔じゃないよ。

「獄門島(市川崑監督 1977)」。コレも七十年代か。これの喜和子さんもモチ「同じ役」。
立ち居振る舞いがカッコよすぎ!

ボケッと突っ立ってねえんだよ!女優はな!
まるで小道具のようなピーターとの在り方も絶妙。

「みんな狂ってんだわ!狂ってんのよ!」

しかしコレ、超オールスターキャストで。草笛さんもモチ脂が乗り切って(まあ、いつも同じ役なのだが)、美しい事この上ない。グループショットが。その画が。

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いい。贅沢。この頃の映画女優。

さあ、こないだ再びハマった吉村実子や、俺(オーレ)タイムベスト女優森下愛子を脅かす喜和子さんの圧倒的存在感。しばらく熱病は続く模様(新藤監督といえば、やはり見逃さなかったか喜和子主演の化け猫のヤツ、買わなきゃ)。

ここのところ洋画ではリー・マーヴィン主演(どれも同じ)やウォルター・マッソー主演(同じ)がヘビロテで、PS3の中がテカテカのギッタギタになりそうだ。

でもまあ、情けねえよな。この指向。
新しいので(例えばガッキー主演で)、いいのあったら教えて。


◎磁

P.S.
会社のオバちゃんだかウチの母だかが当時、「喜和子さんは『唐人お吉』になったのよ(シンミリ)…」と教えてくれた事があり、ずっとそう思ってたけど、『キワ伝』読んだらちょっとニュアンスちがった。どっちかっていうとお吉さんには拒まれていたような感じ。そこのトコの想いはこんなとこに書けない。

今更ながらご冥福を祈る次第。
合掌。




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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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