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Who’s the monster?

jitsuko

ちょっと前、三島有紀子監督のブログにこんなお題があった。

あなたにとっての「女優の映画」とは。

なんかの雑誌の特集のお題だったそうだが、気になって考えてみた(てかずっと考えてた)。
三島監督自身は「ピンで女優の芝居が立っている系」の、ヤケにシブいところをいくつか挙げていて少し笑わせてもらったが、俺自身のとなるとどうか。

三島監督が挙げた「親切なクムジャさん」パク・チャヌク監督(2005)は、確かに素晴らしい女優の主演作だし、女囚役の連中やラストの子役(ブサイク)がもの凄くよく、「女優の映画」に見えなくもない。しかしながら、敵役が当代きっての大俳優チェ・ミンシクであることや、チャヌク監督のトンがった感性爆発の印象が強く、いうなれば「凄いシナリオの狂った韓国映画」という感じ。まああとは「復讐3部作」というククリの印象が強くてさ。

「羊たちの沈黙」ジョナサン・デミ監督(1991)の如く、主演女優がもの凄くても敵役を凄い俳優にしてタメを張らせてるものは除外したいところ。同様の理由で「タフなヒロインもののホラーやアクション映画」「異性間の恋愛映画」は除外。

このようにその作品から俺が受けた第一印象を「○○の映画」と勝手に断定して呼ばわって行く事で候補作を減らして行き、最後まで「女優の映画」だなこりゃ、というのが残れば俺のは、ソレだ。

ちなみに角川映画はじめ多々あるカワイ子ちゃん主演の80’s邦画群は「アイドルの映画」と言いたい(「時かけ」は好きだけどまずは『ヘンな大林映画』)。

まずは女優が強烈に良かったものからノミネートしてみるか。

「赤い殺意」今村昌平監督(1964)。あ、コレは春川さんの凄みを生かし切った「今村監督の映画」。
「砂の女」勅使河原宏監督(1964)は女優凄いけど原作の世界観がまず強烈だし、俺は岡田英次視点で観てしまう「怖い映画」なので違う。
「グロリア」ジョン・カサヴェテス監督(1980)ね…。「カサヴェテスが撮った商業映画」。
あ、これか?
「顔」坂本順治監督(2000)。藤山さんに大楠さん…でも取り巻く俳優陣も凄すぎてなあ。急に勘九郎が出て来て持って行っちゃってたし。「豪華出演者の関西映画」。

女優いっぱい系、「黒い10人の女」市川崑監督(1961)。おっ、これは女流作家ののシナリオだし、どうか。ウーン、「女優の映画」といっちゃって「一番色っぽいのが船越英二」だというのではやはり違うかと。
「GONIN2」石井隆監督(1996)も大女優そろい踏みだけど、断然緒方さんが1番だからナシ。
「デス・プルーフinグラインド・ハウス」クェンティン・タラ監督(2007)。「ワザと古く作った映画(サイコー!)」。
「ヴァージン・スーサイズ」ソフィア・コッポラ監督(1999)、「才気ある女流監督が撮った少女の映画」。その次の東京来るヤツ(2003)は「才気ある女流監督が撮った地味な恋愛映画」。
「キャリー」「桜の園」「乙女の祈り」「旅の重さ」「ひなぎく」「富江 最終章~禁断の果実~」「下妻物語」などは皆女優イイけどまとめて「少女達の青春映画」。
超名作「ローズ・イン・タイドランド」テリー・ギリアム監督(2005)の主演女優を「女性の役者」とククっているようでは、このご時世何言われるか分からないから我慢して、ナシ(ジョデル、サイレントヒルでも圧倒的存在感!)。

いいかげんシツコい。挙げきれるワケない。
たっぷり三晩考えた。

で、決定。!!!!なぜかベスト4!

4位「告発の行方」ジョナサン・カプラン監督(1988)ジョディ、マクギリス

3位「鬼婆」新藤兼人監督(1964)音羽さん、吉村実子

2位「スイミング・プール」フランソワ・オゾン監督(2003)ランプリング、サニエ

1位「モンスター」パティ・ジェンキンス監督(2003)セロン、リッチ


rich


堂々の一位は「モンスター」だよ。

俺が「女優」っていう人種に持ってるイメージは「化ける女」とか「ダマす女」「変わる女」「裏切る女」「赦す女」というのが主な所なんだけど、これら作品には物語の運びにも主要人物の設定にもその「女優っぽさ」を感じる。それぞれ主演も助演も女優陣はこれ以上ない程の名演技を魅せているし、男性の扱い方(死に方など)も「女優の映画」ってカンジ。

「女優の映画」ってより「女優っぽい映画」かな。抽象的で悪いけど。

「モンスター」!リッチ自身もナチュラル・ボーン・大女優でありながら彼女が演じた「レズのセルビー」の性格はまさに俺の思う「女優」ってヤツそのもの(もの凄い魔力!)!パティ監督はモデルになった実在のアイリーンと知り合いだったというだけにその性格描写やピックアップしたエピソードの演出に女流の真骨頂をみせていると思う。あやうく「男が作れない映画」というカテゴリーになるところを女優陣(お前らが『モンスター』だろ)が救って「女優の映画」に決定。弱冠(でもないか)29歳のセロンもこの話に食いつくところが根っから女優だな、と。そんなこんなで今はコレに決め!

同じ「つけ鼻映画」の「めぐりあう時間たち」スティーヴン・ダルドリー監督(2002)も当然ノミネートだけど、女優より脚本の方が強くないか?と思い外した。それとあの「2代目クラリス」の女優がイマイチ俺…

思い出しきれないので四位までになったけど、次点はおそらく、”散々ウダウダ言ってて今更フザケんなYO!”の「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」マックG監督(2003)。でも、女優の映画、だろアレ。

にしても嘆かわしいのは、つらつら挙げるうちにあからさまになる「偏り」よ。
むしろ「好きな映画」を挙げるよりハズい気がする。ノミネート段階で。

しかしちょっと面白かった。近年、めっきりこういう「三次会の話題」みたいなのをする機会が減ってしまい、この数日は使ってない脳みそが少し動いたかな、と。

皆さんのはどうですか?…て、三島のシメとまるっきり同じだよこれじゃ。

◎磁


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コメント

追加(シツコい)

「悪魔のような女」ジェレマイア・S・チェチック(1996)が5位で。
ストーン!
アジャーニ!
ミザリー…のあの人!は別扱いで。

クルーゾーのオリジナルは「コワい映画」。こっちのリメイクは「女優の映画」。なぜかって、ストーンとアジャーニが大画面に映ってるだけで料金分って感じだったから。
チャズ・パルミンテリのマジどうでもいい扱いも資格あり。

とかいいながらほとんど忘れてるけど。

ちなみにこれで「女優の映画」は「好きな映画」でも「名作」でもない、特殊なカテゴリーであることが判明(勝手に)。
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