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Scarface~A making of SHOTS:Shot2~

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え?こんなハズじゃなかっただろ(By.マーシー)って?
知らん。


なんか現在の、最先端の特殊メイクや造形の人々に見られたら”前時代的”とか言われるやもしんなくてヤダな、なんてありもしない事を気にして躊躇していたのだけれど、いいや。
今回は、「キズ跡アプライエンス」の話。

前回に同じく、自主映画監督向け『顔に癒えぬ傷をおった主人公』の作り方。

まあ、太古の昔からキズの作り方指南本というのは(特殊メイクの入口だからか)世間に溢れているのだが。
この作品で我々の前に立ちはだかった壁、それは「8ミリは大してディテールが映らない!」という事だった。
すなわち、エッジが誤魔化せるなどの利点はあるものの、ケロスキンやペイントとかのヌルい傷では全く効果が得られないという事実。で、フツーの思考でたどり着いたのは「大ゲサな傷を彫刻してアプライエンスで貼る」という『シネフェックス世代』の当然の帰結。


女優は撮影開始前3時間を常にキズメイクに当てるという、今思えば「誰もやってくんない」スケジュール。
シナリオ上は、現在進行のシーンにはずっと傷があるワケで、めんどくさい事この上ない。
この作品に関して特殊造形小池さんは『ゼラチンアプライエンス』を採用。

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上画像のブツがトップ画像の顔に仕上がるワケだ。
今?最先端?知らないよ。

部位によってはフォームを焼いているんじゃないかな?
この時は「目の周辺で大した負荷もかからんだろう」とゼラチンを採用。
日によってコンディションが違ったり(ライトで溶けやがんの!)、長期に渡る撮影の為、女優が太ったり痩せたりするので大変だったろうが、結果、良かったんじゃないか?ゼラチン。

さらに、イドの怪物が徐々に主人公の脳内を浸食し始めると、その都度「また違ったメイク」が必要になったり、最終形クリーチャーに「徐々に」近づいて行ったりと、全く合理的でないシナリオに忠実にやってくれたおかげで、おそらく女優にとっては一生分の特殊メイクをされた現場だったと回想する。


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その途中の状態が、上画像のメイクね。
白塗り前が下画像。
首に塗ったラテを「イイ感じに」縒らせるために(イイ剥げなども狙い)このムリのあるポーズ。


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コレ、リムーバーの選択に苦労した覚えがある。女優の肌が人並み以上に弱い為、色んな「液体」を試したんだよな(ホンッットに効率悪い!)。
当初なんか、思い切りシンナー顔に塗りたくってヒーヒー泣かせたり。
さらにベースの傷メイクが、「絆創膏で思い切り一方向に引っ張った上にアプライエンス」というものだったので、絆創膏そのものでウラ若い女子高生の顔に思い切りカブれを作ったりと、あり得ない状況で。そのヘンの人非人の所業もメイキングにはつぶさに映っていた。その一例が下画像。リムーバーを試す為に呼びつけて色々ヤッた時のもの。真夏の顔が引きつっているのが御覧頂けると思う。


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今では、この主演女優には「なんでも言う事聞いてニコニコ笑ってちゃイケナいよ!」と助言したくなる程度には、俺も成長した。

が、やっぱマストだと思うよ、映画にとって「特殊メイクのセンスいい」スタッフ。
こん時なんか小池さんは「自分の持ち場は特殊造形であって、特殊メイクじゃない」的な主張をウルサく持っていただろうが(実際、ウルサかった)、結果全部をしてもらった事で統一感を出せたし、監督的にはかなり恵まれた環境だった気がする。

今更こんな回想に駄文を連ねているのにはワケがあって、俺はどうせまた「こういう連中」を総動員した作品を創ることだろうなあ、という(諦念も含めた)決意を表しているつもりだったりするんだが、どうか(誰に聞いてんだ)。

3作目にコレをやってくれた杉山とか(無反省)土肥さん、宮口にも同じ尊敬(俺的造語では”尊軽”)を持って居るよ、と表明したくて、こんな、巷では「所詮回想」だの「美化した過去」といわれるような記事を書いてる次第。

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上画像は本編からのキャプだが、女優本人の心からのセリフを当てるとするならさしずめ、「もうヤダ~!」って感じか。

これから自主映画を命がけで創ろうという気概のある監督諸氏(好事家とも言う)に対しては、「ものすごい大変なコトもその数分の一しか作品には表れないよ、でもヤるんだよな!俺たちは!」という勝手な同胞意識や先駆者からの檄を感じていただけると幸い。

まだ2作目や3作目などの「インディーズ制作に伴うトホホな現実」の記録はかなりあるんで、知りたいムキにはどんどん提供して行こうと思う。

エッ?そんな金儲けに関係ない知識イラナいって?

「うるさい!」By:森ヤン


◎磁

P.S.
次は同作における『ダミーヘッド』製作の顛末について色々教えてやろうか(何様)と考えているのだが、いいかげんもうヤメロって?

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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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旧HP「電磁場」とのリンク期間終了しました。
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