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海馬の使い道 ~Ghost in room 1986~

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物事の記憶等をつかさどる海馬という器官が大脳にある。

アル中の人はここがヤラレるらしく(飲むと記憶飛んじゃうのもコレ?)、そのせいなのか単に年のせいか、物忘れをするようになった。以前書いた目の話同様、変に良かった物がいきなり悪くなるのはやはり恐怖を感じるモノで。かつて同じ職場に居たM山部長に、物忘れが多くなった旨伝えた所、「自分、記憶力鈍くなったら他に何が残るの?」式の事を言われた(このヤロー)程だったんでね、記憶力。
「いや、まだ衰えてないぞ」と自身に言い聞かせる意味で、なるべくいろんな事を思い出して行こうと悪あがきをしている。むしろつまらん事全部忘れて、新しい事をバンバン覚えて行った方が今後の為かもしれないが、その努力は続けてきた。続けつつ、過去も振り返ろうというネ(苦しい)。

明日からの人生に過去の経験から得た教訓を生かせないとなると、お金も凄くムダ使いをしてる事になるのだなあと、書棚の奥の(ビデオ棚でも可)「こんなん買ったっけ?読んだ覚えねえし」的書籍を見つけると、思う。
あるいはTSUTAYAで借りて来たDVDを40分近く観てから「あ…コレ観たわ」みたいなトキに。

昔話が多くなった単なるオッサン扱い上等。


宮崎県にある青島海岸リゾート地。青島自体はおかしな岩や由緒ある神社をメインとした、地続きの小さな島だが、本土の海岸付近は空港にも近く、レジャー施設やゴルフ場、海水浴場やホテルなどを含む一大観光スポットである。

俺が17~18の頃だからかれこれ25年以上も前になるか、高校の修学旅行でここを訪れた事がある。健全に育った大概の成人はそうだと思うが、覚えてねえよな、中高の修学旅行でのディテールなんか。事前学習に「しおり」とか作って調べたはずだけど、どうしてもソコ行った記憶がねえ、ってのばっかでしょ?
俺が県下有数のバカ校行ってポコチンばっかイジってたボンクラだったから?真面目に卒業文集に「修学旅行の思い出」とか書いたハズの奇矯なヤツだって、どの観光地からどこに回ってあの道路からナニが見えた、なんてつぶさに覚えてる程真面目に修学してないでしょ?修学旅行。
ウチの偏差値貧乏クソ溜め学校、修学旅行が今なら垂涎の「九州一周」だったんだけど、ご多分に漏れず、俺も全く覚えていない。

…以下のエピソード以外は。

80年代の後半辺り、青島を訪れた頃には宮崎もまだあの悪名高い「シーガイア」なんか出来る前で、ややシケた昭和然とした観光地だった記憶がある。ここで一泊したワケだが、ホテル名も忘れたし、正直青島との位置関係もアヤシいが、オーシャンヴューのホテルだったな。今?もう無いんじゃないか。
ボンクラ男子校、しかも放ったらかしの神社のチリトリみたいに自然とバカだけが吹き溜まって行くクソ学校の修学旅行となれば夜なんか推して知るべしのバカ騒ぎ、なハズなんだが…ボクたち健全な運動部は顧問に必要以上に見張られ、いたずらに帰巣本能を刺激される程管理下に置かれていて。思春期の生徒より遥かに暴力礼賛の筋肉脳先公がてめえの部屋の前にドーンとイス出して座っていたりして、抜け出して街に繰り出すどかろか、ただ便所行くのにもコソコソ挨拶して行く様な有様だった。ウチのラグビー部の顧問、Nっつったよなあのバカ(今の俺より年下)は、良くない事に担任でもあり、俺達の泊まった部屋の数個先の部屋前にドーンで居座ってたわけ。

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とはいえ、そのときやってた番組が見たかったようで(先公もバカ)、自室のドアを開けて廊下からテレビを見ていたりという、ややワキの甘い監視だったので、俺たちも抜け出す時を見計らいつつ、部屋の中でつつましくフザケたりY談したりして時間つぶしてたのが深夜0時過ぎ。
そろそろ先公も飽きて寝たべと、偵察部隊よろしく斥候に出た二人が見事に捕まりNの部屋に拉致されたらしいという情報が入ったのがさらに深い時間。
「今晩、出かけるってセンはないな」と諦め、部屋で本格的にフザケ出したとき、突然部屋の電気が消えドアがバン、と開く音がしたのでボンクラ共は一斉に寝たフリ決め込んだ(中坊以下。情けなスギる)。
ヒドいのなんかソファにもたれて寝たフリしてたりして今の今までフザケてたのはバレバレなんだけど。
俺は布団にうつぶせに突っ伏して、鼾かいたりとかヤリ過ぎな芝居打ってたワケ。
そしたらさ、その見回りに来た先公が、なぜか無言で部屋の中徘徊し出して、息づかいとかしか聞こえないんだけど、明らかにゆっくり、一人一人見回ってる気配で。

暗闇でフザケてたら電気付けて見回るってんなら分かるけど、反対だからね。

やがて俺の枕元にも来て。
ジッと覗き込んでる感じがするワケ。

とりあえず見られてる感ヒシヒシだったんで、鼻を鳴らしたりする小芝居を引っ込めて、息を殺してやり過ごそうとした。そん時はうつぶせで寝てるから(フリだろ)、枕の周辺を踏んで行く足の感じが分かるんだけど、跨いだね、俺の顔を。アレは。
このN顧問、練習中に腹筋で輪になってる俺達の腹の上を思い切り歩き回ったり、正座させた俺の顔を新品のスニーカーで蹴る様な立派な大人だったんで、起きてるのバレたら拉致されて拷問は必至。てか、何か怖くて薄目も開けらんないムードだったんだよ。ナゼか。
室内の徘徊、時間にして10分は確実。長いよ、と。ホントに眠りかけたヤツも居た位。でも暗闇でしばらく小芝居してたらスウッと気配が離れていったんで「あ、行ったかな」と、目を開けたらもう室内には人影無し。
よっしゃ、とフザケ再開しようとしたその時、ドアが又バンと開き、今度は部屋の電気がバッとついた。
慌ててまた寝たフリ(ドリフかよ)!…と思いきや、入って来たのはさっき拉致られた斥候の二人。M嶋とY男だったと思うが記憶曖昧。
「てめえッザケんなえ!」とか言いながら皆起き出してガタガタ言い出したんだけど、聡明な俺はちょっと違和感を感じたネ。だってあの見回りの先公、出て行った音がしてないから。バカ共が帰って来た時にはドア開けて入って来てるからネ。
で、バカ共に聞いたわけよ、「さっき見回ってたのダレ?Nだんべ?」と。
そうしたらそのバカ共が言うには「Nは俺達を監禁しながらずっとF1中継を見ていた(バカ)」と。「今、帰されて来たけど廊下には誰もいなかったゼ」と。
さすがにいくらバカでも黙ったね、こっちはね。

「じゃあ、さっきの歩き回ってたヤツ、誰?」と。

「ハアハア言ってたべ?」とか追い打ちかけるバカを黙らせて、一生第二次性徴期的ボンクラ男子校生特有の、状況ヤバくなると採用する「全員ニワカAB型」的思考法、すなわち「いいじゃん、もうどうでも」をフルに駆使してその晩はテキトーに寝たわけ。

こっからはオチで、翌朝、他のクラスのバカ共がガタガタ騒いでいるのを聞いて少し体感気温が下がったね。俺達が変なヤツに見回られていた同じ頃、そいつらの部屋でもやっぱり騒いでいたら(寝ろ)、ベランダに「海の方見て立ってるヤツが出た」と。「幽霊ホテルかよ」と。オチてない、と。

次の観光地へ移動するバスの中では、そこかしこでそんな話が出回っていて「イイ経験した」なんて騒いで。
で、最後に車窓から「あの辺の部屋だったよなあ」なんて振り返ったら、逆光の中シルエットで、当該ベランダに立ってコッチ見下ろしてるヤツが居たよってハナシ。

その後、大人になってから知ったが、青島はヤッパリ宮崎有数の心霊スポットで、「んああ。」と納得。

様々な歴史や文化とふれあいながらなんだか良くワカラないものを深める目的の修学旅行で、こんな事しか覚えていない俺の海馬は、仮に健全だったとしてもロクな働きをしていないな、とさ。

◎磁

P.S.
同郷出身、高校ラグビー部から渋谷の専門学校、某公共放送の出入り業者っていう、現在までキモい程人生ですぐ近くを歩いて来たのにたいして仲良くないO田クンなら、この話覚えてるかな?アイツも居たよな、青島。
アイツも海馬の程度、同じだったらいいな。
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Author:◎磁
J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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