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山に向かって遠吠え

tsuitate

今年も終戦記念日を迎え、もうじきお盆も明けるのでナントカがんばって無視を決め込み、無かったことにしてやり過ごそうとしてみたんだけどムリ。

例の8.12日航機墜落事故を毎年なんかの形で悼んでみるんだけど、今年は山崎豊子先生モノあたりで、と借りて来て観た「沈まぬ太陽 (若松節朗監督 2009)」のコト。

ちゃんとした(マトモに映画として観てあげた場合の)批評は心ある映画ファン・良識ある関係者に譲るとして、最も簡単に気分で言わせてもらうが、特大のクソだコレ。これに賞やってるアカデミー委員会も、疑ってはいたけどマトモに観て選んでないのでは?と思わざるを得ない。え?感情的?そうだよ、怒ってるんだよ。
俺個人的に変な思い入れが強いせいか、この事故関連のものじゃなきゃこんなにアタマこないのかもしれないけど(多分そう)ちょっと感情の赴くまま。

なんだコレ?

なぜだか分からないがこういうの、最近たまにあるよね。ファースト・カットまたはワン・シーンでもう「あ、マトモな映画じゃない」って気がする映画。DVD ポーズにして調べてみれば、たいてい本数だけ撮ってるテレビの演出が担ぎ出されて無駄に豪華なキャストや巨大バジェットを(単にソツなく)まとめさせられた時に起きてる現象。その意味じゃ抜擢どころか被害者なのかもしんないケド、この演出も。予算内で、時間通りに撮ったって事に必要以上に価値を置いてる業界だから、誉められてたりして?案外。

俺が初めてテレビ業界の雑な演出見てアキレたあのまんまの撮り方。セットや小道具をムダに(誰かの指示で)揃えた分全部入れ込まなきゃならない、ただその為だけのゆる~い構図。ただ場慣れしちゃって、520人が死んだ事にも、そのそれぞれに人生があった事にも、大きな組織の中で小さな正義を持って闘った労働者にも、なあんにも自身の想像力が至らず、感情が揺れ動かないのだろうな。だからああいう構図を選ぶんだろうな、どのカットも。やや斜め上の遠いトコから傍観してる様なルーズショットの連続。
ハイ、ルーズ。ポン寄り。ハイ、インサートで手元の説明カット…映画だからワンカット押しでいいんじゃない?映画だからアップじゃなくていいんじゃない?良く知らないけど、か?
しかも悪質な事に、見ても(多分自分で調べても)いない事故現場の再現カットや、機内のカット、被害者が遺書書くカットとか、遺族がお棺の前で慟哭するシーンとかを何の思い入れも無くテキトーに撮ってあってさ。美術に金かかってりゃ映画だとでも思ったのかな。

勝手に妄想で知らない人の悪口言ってるみたいになってるが、勝手に妄想で個人的に嫌いなテレビ屋の悪口言ってるだけだからご容赦ね。


osu


確固たる評価のある原作モノで、ここまで大きい予算でこのキャストじゃ、外から内からやいのやいの言われて創作意欲が削がれるのは想像出来るけど、それでも勝負するに値する題材じゃないのかなコレ。
よくある開局○○周年記念ドラマでももっと立派なの沢山あったハズなんだけど、なんでかなあ。
そもそも、テレビドラマじゃないし。


この事故関連でいえば「クライマーズ・ハイ(原田眞人監督 2008)」も相当悪質で呆れ返っていただけに「また日航機事故モノでコレかよ」と。ものすごく似た無礼さを感じるな、この二本。性根の部分で救いがたい勘違いをしてるんじゃないのか?映画は投資家とPのもので監督の物じゃないとか?頼まれたのをまとめるのがプロ監督の仕事だとか?映画学校の講座で生徒相手に偉そうに言ってないだろうな、そんなみっともない「プロ論」(妄想爆発)。

とにかく原田版「クライマーズ・ハイ」は題材にたいする不遜な態度、ホン(原作も)の読めてなさ、ドラマの大事な所の捉まえられなさ、客を舐めた小賢しい編集、これに賭けてる役者を高みから鼻で笑ってる様な演出、ユーモアと勘違いした悪フザケなど何もかもサイアクで、観た日に眠れない位アタマきたわけだけど、体裁はまだ映画だったから、ヘタすっと超えちゃったか?「…太陽」。

あさま山荘事件やこの事故など、その時代にそこで生きた人が大勢いるのだから、その種の題材を映画にする時は頑張っていろんな物を賭けて本気で制作していただきたい。特に、監督は厳選して下さい。
映画版とほぼ同じ尺でほぼ完全に原作のドラマを拾い切ったNHK版「クライマーズ・ハイ」が立派すぎて、他のに必要以上に辛くなってるのかもしれないけど、マジ頼みます(誰にだか知らないけど)。

せめて映画ワカンないんだったら、過去に色々苦労して先達が撮って来た作品を参照して真似してほしい。そこに予算や小道具や香盤表以外の何が映っていたのかよく見てほしい。
世の中にはもの凄く真摯に題材やテーマに向き合って映画作りたがってる若い人(中年も)沢山いるんだからさ、アンタらよりもはるかに貧乏しながら。不真面目なのがバレてるのはイカンでしょ。映るんだもん、映画には。信じないかもしれないけど。

疲れるな、こういうの。人の悪口言う為に映画観てるんじゃないから、「いや、あの映画は実はコレコレこういう所がマトモだった」というレクチャーをしてくれる人を本当に望む、俺。
友達作らなきゃ(そういう話か)…

◎磁

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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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