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海を隔てつ我ら腕結び行く…?

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盗まれた6億円、どうなった?

3億円が盗まれて、安田講堂が落ちて、金嬉老が立て籠った年に生まれた俺などは、「トラウマ画像」と言えば専ら新聞写真なんだよね。粗い粒子で、判然としない風景。元々集合写真から取ったと思しい、おかしな修正のかかった被害者の顔。そして、なぜかその重厚感だけは伝わる黒々とした銃器の写真。ああ、コワい。
刑事ドラマでよく使われた演出に、高速で回る輪転機になんかヘタクソな活字がスーパーでWるってのがあって、あれもまたトラウマ。何度幼児期の悪夢に出て来た事か、輪転機。また当時フィルム撮影だったので、とにかくザラザラで。「バラバラ殺人」とかあの字で書かれると子供心に震え上がったものだ。

そんなトラウマ画像の上位にいつもあるのが連合赤軍リンチ事件の遺体掘った穴の写真(三菱銀行の梅川の射殺写真と双璧)。
なんでああいう事するかな。
イヤ、学生の所業の事じゃないよ。警察の、あの遺体の形に線引くヤツ。アレ、本当に今でもヤダ。
確かドラマだとチョーク的な物で書かれているけど、連赤のは変なヒモで雑にやってあって、それがまた尚更想像力をかき立ててしまってイヤ。遺体写真よりコワい。

そんな事を無意識に連想したからか、どうにも避けていた若松監督の「実録連合赤軍~あさま山荘への道程~」をとうとう見ちゃった。仕方なく(何がだ)。

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この事件の映画は、長谷川監督がまったく撮らないうちに「光の雨(高橋伴明監督 2001)」と「突入せよ!あさま山荘事件(原田眞人監督 2002)」の二本が作られちゃっていたのだが、若松監督が御自身のオトシマエの為だろうか、とうとう撮っちゃった。
で、面白かったんだけど。

権力側から描いた「突入…」は監督も尊敬出来ないし(しかしながら日本で佐々さんを主演にぬけぬけとアレをああいう風に撮れる監督も、彼だけかもしれないとは思う)、あんまり警察誉める気にならんので置いとくとして、あとの二本に関しては、こんな印象。
「バリバリの最前線におられた二人をもってしても語り尽くせない事件なのだなあ」と。今更。

実際の事件に至る経緯などは、俺などがどうこう分析する性質のものでもないし(団塊の居ないトコで言うケドね)、かといってこの事件を取り上げた作品を「ただの日本映画の一本」として語るのもチトはばかられるのだが(そういう年頃なんだよ)、ウ~ン、ちょっと遅きに失したかな、若松監督。
なにやらエラく予算が厳しそうな画面ばかりでとっても寂しくなった。あの山荘は哀しい。
最後の山荘を避けた「光の雨」の方がやはり懸命だった気がする。権力側から描いたアッチの、潤沢な予算をこれみよがしに披露してる画(山荘のディテール、超そっくり!)を見ると、なお気の毒になった。本当に放水で壁破ってたもんなあアッチ、何かくやしいな。遠憲とかが制服着て鬼気迫る芝居とか、バカじゃないの。

演出、脚本、役者陣全て(回避、ごまかしのウマさも含めて)「光の雨」に軍配かな。
「実録」に固執するあまり色んな所で損をしている気がするが、まあ「小僧、わかってねえな。俺は手を汚して来た」んだろうからあんまり言えませんが。もっと誰かお金を集めてあげて欲しかったかな。やっぱどっかのヤツみたいに権力におもねらないと金、集まんないのかな。
盗んだ6億円、使い道ないなら若松監督にあげて。ソレ使ってもう1回撮ってもらいたい。山荘とか、鉄球とか、アッチみたいに下品に。

ああ、永田の役者はよかった。「ある朝、スウプは」の人だよね?上手。

でも「光…」は、裕木奈江がスゲー良かったからなあ~。本人に似てるとかどうこうじゃないんだよな、映画は。
今回、役者はホントに良く似たのを揃えようと、ソコを随分頑張っていたようだが(あの重信!)、そのせいか顔ばっかりの大根が多くてカックン。

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後世の人がとにかく見たかった肝心の殺しの描写も結局、伴明監督が採用した「○○某 かくかくで死亡」みたいなテロップとストップモーション処理でまるで同じ様にやっちゃって、疑問。もっと若松節で作ってくれていいんだけどな(お~い誰だ~?)。雪中で「インターナショナル」歌うとこも、実際そうだったんだろうけど、「二番煎じ」に見えるんだから損。ここは、是非歌詞スーパーを出して欲しかった。
もしかして若松監督自身も「光の雨」に対しては、相当評価高かったんじゃない?
「若松監督じきじき」で、「小賢しい劇中劇なんかいらねえ。実録だぜ!」とやってみたら実録部分が「光の雨」ソックリだってんではねえ。実は凄いのか、伴明さん。俺的には「永田と森の東京のアパートに干してあったブラジャー」でもう勝ち。

実際、全部殺し合う現場見てたヤツ、今はもう居ないわけだし、誰が迫っても同じ様にならざるを得ない事件なのかも。


やっぱり、俺としては軽薄に「トラウマ画像」とかいう括りでお茶を濁しとこう、連合赤軍事件に関しては。

てか、いよいよ「俺のは違う」って言い続けるゴジ監督のが気になるよな。
◎磁
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コメント

トラウマ画像

「トラウマ画像」、反則かもしれないでやんすが、もう何を置いてもナンバーワンなもんで…

「宮崎勤」死刑囚の顔写真。

あの手紙も相当でやんしたが、あの顔写真がニュースステーションに映ったときのこと、今でも覚えてます…

数日間、食欲なくなりやんした。

ふつうの恐怖映像なら怖いもの見たさで何度でも見てしまいやんすが、これは、無理。

…けど25年近く、これ以上のトラウマ画像はないと思って生きてきましたが、◎磁のこの「麻紐へろへろ死体遺棄現場写真」もまた…

「実録…」しか観たことなかったので「光」も観てみるでやんす。
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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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