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イイ「歳」してるね!

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いつの世にも決して色褪せない永遠の傑作「幕末残酷物語(加藤泰監督 1964)」をまた観て。また良くて。

新選組に対しての切り口が最も俺のイメージに近い。いや、絶対こうだったよ、新選組。
怖くて、悪くて、いいかげんで、暑苦しいテロ集団。もちろん、滅法強くて。
映画は鴨斬り以降の「組織としては腐り始めた絶頂期の新選組」に入隊して来る鴨の親戚(平次親分!)、という設定。大河の「新選組!」はDVDボックスがもの凄くアナクロな高価格で、子供は買えないから薦めないけど、コチラ「幕末残酷…」はぜひ購入&必見と言いたい。

が、監督の思想性や当時の時代背景から本作を読み解くような行為は映画評になるからよして、酔っぱらい系歳三話に終始したいと思う。

TVドラマの「血風録」や「燃えよ剣」の新選組は、主要三役すなわち近藤、土方、沖田を中心に描かれているため、どうもカッコいいマトモな思想を持った集団っぽ過ぎて(司馬先生の原作はカバーがすり切れる程読んだが)、かなり懐疑的。あんなちゃんと考えてたワケないじゃん、と。武州だぜ、腕っぷし自慢のかっぺだぜ、と。
しかし今でも歳三と言えば栗塚旭さんという事になるのかな、この高齢化社会ニッポンでは。それも頷けるカッコ良さは認める。トップ画像の高幡不動前銅像も、心無しか栗塚歳三に似せてある気がするし。
大河では演出家(脚本家か)のイキなはからいで歳三の兄役で出ておられたね。耕史クンの「多摩時代の歳」よりもやっぱ歳三に見えちゃったりして。「イイ歳」ランキングするなら筆頭でノミネートはしなくてはならないのは確か。
果たして上位入賞はあるか(何も考えずに進めているのが露呈)。

じゃあもう早速、土方歳三役が良かった俳優ランキング「イイ歳してるね!ベスト5」。
とっくに(20年来)俺の中では1位が決まっているが、歴代歳三役に色々ケチなど付けつつ進める。

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あ、「言っておくが!(歳三風)」、映画版「壬生義士伝(滝田洋二郎監督 2003)」の野村祐人は絶対入れないからそこんとこ了承ね。
前述の「幕末残酷…」では2代目黄門西村晃。コレはイイ。悪役だから基本的に。何かにつけ面倒臭くてギャアギャア言うとこが正しい歳三。ただ、痩せ過ぎかな。まあ、妖気って事で正解か。

テレビ版「壬生義士伝(テレ東 2002)」の歳三は伊原剛志。伊原さんて、コワモテや冷淡な役のイメージがあるが、「硫黄島からの手紙(クリント・イーストウッド監督 2006)」など観ても分かる様に、知的で聡明な目をしているんだよね。歳三はもっと汚くて人殺しでウソつきの目をしているはずなので、チト違うかなと。「悪いが(歳三風)!」、やさしすぎる。
脱線承知だが、タイトルの「イイ歳」。本来的な意味で思い出すのがこのテレ東「壬生…」の近藤。柄本さんって…いいかげんにしろ。いい歳過ぎるだろ。何歳で京に登ったんだよ。試衛館の近藤周斎大先生役だろ!本来。

同様の理由で驚いたのが「御法度(大島渚監督 1999)」のビートたけし(近藤は崔洋一監督!)。分かるけど、オッサンの汚さと、功名心にはやるDQN百姓の汚さは違うと思う。ミフネ主演の「新選組(沢島 忠監督 1969)」の土方なんて小林桂樹!二枚目ですらない。尊敬すべき名優だが、歳は…。これ左傾化真っ盛り、真っ赤っかの1969年(偏見)制作とは思えない反動的な新選組だったなあ。ベタ保守のこの作中1人だけ悪くておいしい鴨の三国を観て、倅が「鴨ならやってもいい」とか言い出したんだろうな。

その意味では新選組をヤクザ(愚連隊)に例えたOV「実録 新選組(辻裕之監督 2006)」の見方は的を射ている気がする。この時の土方は寺島進。イイ。が、野村祐人同様にタッパが…。実際の歳三は(てか幕末のスター志士達は)当時にしては大きい人が集まっていたからこそのあの調子コキ様なワケで、ちっこい人のあのギラギラ感とはベクトルがやや違う気がする。新選組へのアプローチはこれ(ヤクザ扱い)が正しいかも、と思いつつ。

また脱線。映画版「壬生…」の塩見さん(笑)の近藤が、スキ焼きやメロンをガンガン食う描写はかなり分かる。実際メロン食ってたかどうか知らんが、出世欲や権力欲旺盛な局長はきっと食欲も旺盛(モチ性欲も。妾だらけ!)に決まっているからね。堕落の象徴→メロンと牛肉という短絡が大スキ。

そこの卑しさを回避した青春群像大河ドラマ「新選組!(NHK 2004)」。当てたねえ、コレは。
主演のSMAPの人と武田観柳斎のメガネ以外は皆、かなりハマリ役だったんじゃないか。武田は「衆道」をハズして語っちゃイカンだろ。その意味で大島版の藤原組長武田はサイコーの人選。イヤ組長がアッチってんじゃなくて、そのイカツさと「衆道」のギャップの怖さが…
話逸れた。
山本耕史クンの歳三、良かった。「あんなサムライいねえよ」と短絡するなかれ。実際歳三は商人だし、銀座で女コマして実家に追い返されたり、役者の様なヤサ男だったりという資料もあったりで、結構アレが近い気がする。もっとケンカが強そうだったら、とは思うが。斉藤、原田、伊東、島田、河合…、放映期間が長いドラマだけに、脇がみんな良くて成功だと思う。藤原クンについてのコメントはしないが、山南先生の彼が「壬生…」でやった沖田の方が断然良かったと言っておく。

余談だが、狂言サイボーグ野村萬斎主演「鞍馬天狗(NHK 2008)」の歳三も「幕末純情伝(薬師寺光幸監督 1991)」の歳三も共に杉本哲太だが、両作品には20年近い隔たりがあるのに同じ役者とはどういうワケだ。
キャスティング担当者の真意を正したいもの。変わらぬ哲太は凄いが。

「白虎隊(日テレ 1986)」では近藤正臣。コレはなかなか。昔の、役者然としたヤサ男がハマるかも。楽しいだろうなあ、新選組のキャスティングするのって。番外だが、「龍馬伝(NHK 2010)」の泰造近藤なんか悪くないと思った。殺人マシーン系顔の役者がいいのだな。きっと今後は遠藤憲一、キム兄、ケンコバ、千原ジュニアって感じかな、近藤は。関西弁ばっかじゃダメか。



第5位
栗塚旭「新選組血風録」「燃えよ剣」

第4位
近藤正臣「白虎隊」
♪もぅを~少し 時が ゆるやかであったなら♪

第3位
土方歳三(本物)
汚いけど、あそこまで鮮明で色々分かる顔写真を残してくれているので(市村鉄之助、ありがとう!)、この顔が本物の歳三だとしたい。史実や小説に書かれている歳三をこの顔で動かすのが正解。じゃあなんで3位だ。

第2位
山本耕史「新選組!」「新選組!!土方歳三最期の一日」
出世作というのは往々にして、役者にとってはありがた迷惑になったりする物で(小林綾子参照)、この人も苦労すると思われる。くらいのハマリ役でしょう。歳三の、ズルくてチャラいけど一生懸命という妄想キャラにかなり近い歳三像を見せてもらったと思う。この人、実は小沢仁志さんに顔が似ているので、銀座・六本木で少し殴られて来ればもっと説得力のある歳三顔になれると思う。


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第1位
風間杜夫「蒲田行進曲(深作欣二監督 1982)」
コレコレ。これが歳三。キンキン声でヤサ男。上昇志向でロマンチ。
映画では劇中劇だが、これを超える歳三を俺は知らん。まさに「銀ちゃん、カッコいい…」だよ。あのカッコ悪さ(良さ)が俺の思う歳三のカッコ良さ(悪さ)だから。

ウ~ム、ムダに長い。
そして世間の人は歳三をたいして好きじゃない、という感じが俺の「歳三憑き」を闇雲に助長する。
とりあえず皆さん、龍馬って言ってろよ。
人間誰でもそんなに冴えたアイディア出してイキイキのびのび生きてなんかいないんだ。

沖田版、近藤版、さらには斉藤版などもいくらでも出来るランキングだな。
年末にみんなでやってみよう。きっと性格が見えて来るから。


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J.I.V.A.主宰。 
「不惑」を迎えるも、これまで総合演芸の名の下にあらゆる見世物に手を出し口を出し、何屋だかいよいよ分からなくなってきた「惑いっぱなし」のチンピラ中年。


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旧HP「電磁場」とのリンク期間終了しました。
これまでの活動報告やイベントレポートなどはリニューアルしてこちらでボチボチと引き継いでいます。これからの活動や仕事の話、主宰者の私事などもガチャガチャと書き散らしつつ。



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